サビアンシンボルは12サイン×30度=360個あります。ここでは1日1度動く太陽の度数でサビアンシンボルの詩文をとりあげます。
魚座は12サイン最後のサインです。牡羊座から始まり様々な経験を経て、いよいよ最後のサインへはいります。
魚座 第4グループ 16度~20度
どのサインも第4グループはそのサインを安定、強化するために反対側の対立するサインを取り込んでいきます。魚座の反対側のサインは乙女座です。魚座は共感力、集団、無意識の世界を広げてきましたが、それは際限がなく、境界線もありません。そこに、乙女座の個人意識、自分を調律するエネルギーが入ってきます。この第4グループで魚座は個人としての境界を乙女座から学び、精神性、スピリチュアリティを現実世界へと落とし込んでいきます。
魚座17度 復活祭の歩道
どのサインも16度で反対側のサインの侵入を受けて、変化を起こし始めます。タロットカード16番の『塔』が崩れて、塔に閉じ込められていた人が外に飛び出し、高くそびえていた塔の瓦礫の向こうに17番『星』を見ることが出来ます。今までとは違う可能性に気づきます。
この復活祭の歩道は家の外に出て自由に動きまわることや生命の躍動感を感じさせます。これからどんどん、温かくなり雪が解け、虫も地中からはいだしてきます。(生命の復活)
自分の底に眠っていたエネルギーが湧き出てくることを感じるでしょう。
☆誕生日が3月6日、3月7日、3月8日(年により変動)
【サビアン占星術の歴史】
サビアン占星術とは、1920年代のアメリカで占星術研究家マーク・エドモンド・ジョーンズと女性詩人でチャネラーのエリス・ウィラーによって生み出されました。その後、フランス出身のディーン・ルディアとの共同研究によって発展していきました。1980年代に直居あきら氏がサビアン占星術を日本にもちこみます。松村潔氏がサビアン占星術に興味を持ち更に独自の見解で洗練されたものに発展させています。この両氏が日本においてのパイオアニアです。私は2008年4月~2009年3月まで東京吉祥寺のカイロンで松村潔氏から直接学びました。なので、松村氏の流れをくんでいます。